一姫、旅立つ

夜行高速バス。
・ぜったいに途中で降りちゃだめ！
・トイレどうしても行きたかったら、バスの中の女の人捕まえて、一緒にいきなさい。
・帰りも一緒に行った人と帰ってくること。
・なんかへんな人が寄ってきたり、話しかけてきたり、迷子になりそうだったら、防犯ブザー鳴らしなさい！遠慮するな、やっちまえ！！
そんなお約束を手に一姫が一人で東京のじぃちゃんばぁちゃんのところへ旅立ちました。

困ったのが、到着地東京。
停車場が「八重洲口の付近」としか決まってない。
あっちのじぃちゃんばぁちゃんは携帯持ってない。
一姫はもちろん携帯持ってない。
運転手さんとお話しして、一姫にタクシー乗り場を案内してもらうようにお願い。
じぃちゃんばぁちゃんのお迎えもタクシー乗り場で捕まえるようにお願い。
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高速でトイレに行ったとき、迷子になったり、さらわれたりしないように、到着地でちゃんと会えるように、いろいろ考えました。にわかですが・・・
なにしろ、行く本人が丸の内で何が何処にあって、大量の人の流れの中で、いったいどうなることやら、ちゃんと会えるのか、人のいる安全なコンビニにしようと思ったら、最寄のコンビニはビルの中にあるし、そんなところで待ち合わせても、そこに行くまでにもう迷子の予感だし。
ええい！
・じぃちゃんばぁちゃんに会うまで、待ち合わせ場所を動かないこと。トイレもダメ！
・・・ちょっと強引だったか・・・
やきもきしながら翌朝朝ごはん。
到着時刻になっても連絡がない。
運転手さん「早くつくかも」って言ってたんだけどなー
私も会社に行かなければならないので、駅に向かう。
電車に乗ろうとしたところでメール。
「家についたって」
ええい！出会えたらすぐ連絡せぇええええええ！！！
まぁ、無事ついてよかったということで。